こんにちは。
池袋を拠点に関東一円で原状回復工事・内装工事を手がけている、
オフィス回復ドットコムです。
前回の第1回では、東京都練馬区のアパート1室で行った間仕切り壁の解体作業をご紹介しました。
今回はその続編として、GL工法を使ったPB(プラスターボード)貼り付け作業の様子をお届けします。
GL工法とは、コンクリートやモルタルの下地に直接ボードを貼る方法で、
接着剤として「GLボンド」を使用するのが特徴です。
シンプルに見える作業ですが、下地の状態やボンドの配合量、ボードの位置決めなど、
経験と技術が問われる工程です。
この記事では、現場写真とともにGL工法の手順や注意点をわかりやすく解説します。

「PB貼り付けってどうやってやるの?」
「DIYでもできるの?」
という方にも参考になる内容ですので、ぜひ最後までご覧ください。
GLボンドの準備
まずは、PB(プラスターボード)を貼り付けるための接着剤となるGLボンドを準備します。
GLボンドは粉末状で袋に入っており、これを水と混ぜて練り上げます。
ここで使用する水はとても重要で、不純物が入っていると固まりが早くなったり、
接着力が落ちる原因になります。
そのため、現場ではきれいな水を使って適切な粘度になるよう調整します。

△GLボンドを練る作業風景
きれいな水でGLボンドを練り上げ、ムラのない状態に仕上げます。
壁へのGLボンド塗布
GLボンドができあがったら、壁に適量を塗り付けます。
塗る量はとても重要で、多すぎると厚みが出すぎてボードが浮いてしまい、
少なすぎると接着不足になります。
職人はコテを使い、ボードの貼り位置を計算しながら均等にボンドを配置していきます。

△壁にGLボンドを塗る様子
壁の下地状態を確認しながら、適切な量のボンドを配置します。
PB(プラスターボード)のカット
GLボンドを塗布したら、次はPB(プラスターボード)を必要なサイズにカットします。
PBは石膏を芯材とした板で、室内の壁や天井に広く使われています。
カットには専用のカッターやノコギリを使用し、現場の寸法にぴったり合うようミリ単位で調整します。
カット面がガタつくと、仕上がりの美しさや強度にも影響するため、端部は丁寧に整えます。

△PBをカットする作業
寸法に合わせてPBをカットし、端部をきれいに整えます。
PBの貼り付け
カットしたPBをGLボンドが塗布された壁に貼り付けます。
このとき、ボードが垂直・水平になるよう水準器で確認しながら位置を合わせます。
貼り付けたらゴムハンマーなどで軽く叩き、全体をしっかり密着させます。
GLボンドの硬化時間内に作業を終えるため、職人は無駄のない動きでスピーディーに進めます。

△PBを壁に貼り付ける様子
水平・垂直を確認しながらPBを貼り付け、ムラなく密着させます。
目地処理と仕上げ工程
PB(プラスターボード)の貼り付けが完了したら、ボード同士のつなぎ目(目地)やビス頭の凹みを補修します。
目地処理にはパテを使用し、隙間や段差を埋めて滑らかに仕上げます。
この工程はクロス貼りや塗装などの最終仕上げに直結するため、特に丁寧な作業が求められます。
パテを塗布したら、乾燥後にサンドペーパーで研磨し、表面をフラットに整えます。
この際、粉塵が発生するため、作業員は必ず防塵マスクやゴーグルを着用して安全に配慮します。
仕上げの重要性
原状回復工事では、目に見える最終的な美しさはもちろん、見えない下地処理も品質に大きく影響します。
特に目地処理や下地の平滑さは、後工程のクロス仕上げや塗装の仕上がりを左右します。
プロの職人は、一見地味に見えるこの工程にも時間と手間を惜しまず、高い精度を保ちながら作業を進めます。
まとめ:丁寧な下地づくりが原状回復工事の品質を左右する
今回ご紹介した目地処理やPBの仕上げ工程は、原状回復工事において非常に重要な役割を担っています。
見た目の美しさだけでなく、長期間にわたって快適に使用できる空間を提供するためには、
下地処理の精度が不可欠です。
当社では、解体から下地処理、仕上げまで一貫して自社施工を行っており、
仲介マージンを省いた適正価格で高品質な工事をお届けしています。
また、経験豊富な職人による確かな技術で、
オフィス・店舗・住宅の原状回復やリフォーム工事に対応しております。
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