こんにちは。
池袋を拠点に関東一円で原状回復工事・内装工事を手がけている、
オフィス回復ドットコムです。
今回から全3回にわたって、原状回復工事の現場シリーズをお届けします。
施工の様子や工事の流れを、実際の写真とともに丁寧にご紹介していきます。
第1回となる今回は、原状回復工事のスタート地点ともいえる
「間仕切り壁の解体作業」について取り上げます。
今回の現場は、東京都練馬区にあるアパート1室。
限られた空間の中でどのように作業が進められるのか、リアルな工程をお伝えします。
退去時の現場では、

「原状回復ってどこから始めるの?」
「どんな手順で進むの?」
といった疑問を持つ方も多いはず。
そこで、解体に使う道具や注意点を交えながら、プロの視点でわかりやすく解説していきます。
間仕切り壁とは?その役割と撤去の必要性

△クロスを剥がし終えてた状態の間仕切り壁
練馬区マンション
間仕切り壁とは、室内の空間を用途ごとに分けるために設けられた内壁のことです。
リビングと寝室、キッチンとダイニングなどを区切る役割を果たし、住空間の使い勝手を向上させる重要な存在です。
しかし、原状回復工事ではこの間仕切り壁を撤去するケースが多くあります。
理由は「入居時の状態に戻す」ため。
間取りを変更していた場合は、入居当初のレイアウトに戻す必要があります。
また、オフィスや店舗の場合には、借り主が業務用にカスタマイズしたレイアウトや造作物も含めて解体し、スケルトン状態に戻すことが求められます。
こうした作業は専門的な技術と判断が求められるため、経験豊富な内装工事業者に依頼するのが安心です。
バールで解体開始!撤去作業の流れと注意点

△バールで解体作業中
実際の原状回復工事では、まず間仕切り壁の構造や仕上げ材を確認し、最適な撤去方法を選定します。
今回の現場(東京都練馬区・B様邸)では、バールを使用して解体作業を進めました。
バールは先端がくさび状になっており、石膏ボードやベニヤ板などの仕上げ材をめくる作業に適した工具です。
壁に亀裂を入れながら、丁寧に部材を外していきます。力任せに壊すのではなく、「壊す順序」や「力の入れ具合」によって、下地を傷つけずに作業を進めることが可能です。
解体の過程では、粉塵や破片が舞うため、養生や換気、作業員の安全対策も欠かせません。
特に居住中の物件や共用部の多いアパートでは、音や振動にも十分配慮する必要があります。
間仕切り壁の撤去後は、構造体のコンクリートや軽量鉄骨が露出した状態になります。
ここから次の工程へと進んでいきます。
解体後の状態と原状回復の今後の流れ

△解体作業後の壁などの廃材
バールでの解体作業を終えると、間仕切り壁はすっかり撤去され、
内部の構造体がむき出しになります。
石膏ボードの破片やビス・金物の残りがないかを丁寧に確認し、清掃・片付けを実施することで、次工程への準備が整います。
原状回復工事では、「解体して終わり」ではありません。
ここからが本番とも言える、内装の復旧工程が始まります。
壁や天井の下地組み直し、クロスや床材の貼り替え、設備機器の設置、最終的なクリーニングまで、現場の状況に応じて多岐にわたる作業が展開されていきます。
特に賃貸物件の退去後に求められる原状回復は、貸主側との契約条件をしっかり確認したうえで進める必要があります。
「どこまで戻すのか」
「設備は残すのか撤去するのか」
などの細かな取り決めが工事内容を大きく左右します。
当社では、そうした条件の確認や現場調査からサポートしております。
専門業者ならではの視点で、最適な原状回復プランをご提案いたします。
まとめ|原状回復工事は“最初の一歩”が肝心です

△解体作業途中
今回は、原状回復工事の第一歩である
「間仕切り壁の解体作業」
についてご紹介しました。
一見地味に思える解体作業ですが、実はその後の工事の精度や仕上がりに直結する、非常に重要なプロセスです。
丁寧な下準備と確かな施工技術が、全体のクオリティを支えています。
今後のシリーズでは、解体後のLGS(軽量鉄骨)組みや仕上げ工程など、現場の具体的な流れをさらに深掘りしていきます。
住宅やマンション、オフィスの退去工事をご検討中の方は、ぜひ続編もチェックしてみてください。
当社では、お見積もりから施工完了までワンストップで対応。
中間業者を通さず自社の職人が施工することで、コストを抑えながら高品質な仕上がりを実現しています。
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